吃音(どもり)を本気で治したい! 大人向け自宅でできる改善トレーニング 滑舌・吃音の改善方法

普通に話せる人には分からない悩みが吃音症(どもり)の人にはあります。

僕自身も小さなころから人と話をすると言葉が詰まってしまい、馬鹿にされたりしてつらい思いをしてきました。人と話すのが嫌になり、ますますコミュニケーションが苦手になる。この負のスパイラルにがんじがらめになっていました。

「どもりの人は早口だ、だから話していると詰まってどもってしまう」、面と向かってそう言われたこともありました。

ですが僕としては、それには違和感を感じました。早口でどもってしまうのではなく、話すのが嫌だから早口になってしまうだけではないでしょうか。早口だから余計にどもりやすいということも間違いなくあるでしょうが、ゆっくりと話してもどもるから問題は深刻なのです。

これは卵が先か鶏が先かの問題であり、会話に自信が持てなければ本質的な解決にはつながりません。

吃音症の人はコミュニケーションが苦手な人が多いです。たとえばテレビなどでも、芸人が話しているときにどもると笑うシーンが流されます。これが日常生活でも起こりやすいのが、どもりの人の現実です。僕自身も中学時代はかなりひどい目にあいました。このようなことが繰り返され、人と話す機会が減り、さらにコミュニケーション能力が落ちる。

まさしく人生ハードモード。

ですがご安心ください。どもりはトレーニングで改善することができます。このブログで経過報告をかねてトレーニングを実践していきたいと思います!

一人でいるときは発音できるけど、人に話すときには発音できない

人との会話ではどもるけど、家で独り言を喋るときはどもらない。これは吃音者の方なら分かっていただけるかと思います。

このことから吃音とは会話するための器官の問題ではないことが分かります。肺も声帯も舌も唇も正常に動く。なのに話していたらどもってしまう。これは矛盾していることのように感じますが、実際に体の中で起こっているんだからどうしようもない。

こんな矛盾が起こるのは何故なのでしょう。

吃音とは脳の癖である、とよく言われます。正確には体の反射に近いものなのなのかもしれません。

話していると正常に動いている体の発声器官の一部が動かなくなってしまう。力が無意識に入ってしまって筋肉が硬直する。または力が入らない。どこが動かなくなるかは人それぞれです。声帯の動かなければ言葉自体が出てこないし、舌の筋肉が硬直すれば言葉がつっかえてしまう。

話そうと意識すれば、無意識に体の一部が正常に動かない。これこそがどもりの正体です。

ようは体の癖なのですが、この癖を直すには時間がかかってしまいます。無意識に行われる体の癖を直すには最短でも3ヶ月はかかるでしょう。どもりは人によって原因も症状も違います。ですので、複合的なトレーニングを長期でしていく必要があります。

最後に具体的なトレーニング方法の説明に入る前に、考えておかなければいけないことがあります。本当に目指すべきはどもりの克服などではなく、コミュニケーション能力の向上です。つっかえずに話すことでなく、人と楽しく円滑に話ができるようになる。それこそが本当に目指すべきものです。そこで吃音症の改善だけではなく、人に伝えるためのトレーニングもあわせて紹介していきます。

どもり克服&コミュニケーショントレーニング

それでは具体的なトレーニングを紹介していきます。

負荷をかけた腹式呼吸で声量アップ

どもりを治すのに一定の効果があるのが腹式呼吸であると言われています。

吃音症の人でも、歌をうたっているときはどもりません。これは歌自体が腹式呼吸で発声しているからだとされています。日常会話も腹式呼吸で腹に力を入れて発声すればどもりにくいのです。話が苦手な人は僕も含めてボソボソした声でしゃべっている人が多いです。

式呼吸で腹から声を出せるようになれば、声量が上がり印象が変わってきます。

呼吸には胸式呼吸と腹式呼吸があります。胸式呼吸は胸や肩で息をする浅い呼吸。一方の腹式呼吸は腹の下に息を落とし込む呼吸で、横隔膜を主に利用する呼吸です。発声する場合は腹の筋肉で空気を押し出すことが出来る腹式呼吸のほうが、声量の調整がしやすいので有利です。

ですが、声量を上げるには腹式呼吸だけの練習では負荷がまったく足りません。体内の筋肉を鍛える必要があります。

負荷をかける方法としてペットボトルを使う方法が有名です。体内の空気を完全に吐き出した状態で、空のペットボトルを吸い上げてぺちゃんこに潰す。これを毎日継続して数十回行います。1ヶ月もすれば、声量が多少上がるかと思います。

ですがペットボトルを使った方法はやっていただくと分かると思うのですが、何回も凹ませているとペットボトルに折れ跡がついてしまいます。そのため同じペットボトルを長く使えません。

そこで僕の場合はPOWERbreathe PLUS(パワーブリーズ プラス)という商品を購入してペットボトルの代わりに使っています。これはもともとアスリート用の呼吸機能向上を目指したトレーニング器具です。負荷の調整がやりやすく便利です。もし本格的にこのトレーニングをする場合は、もっていて損はないと思います。

音読と感想トレーニング

音読はゆっくり丁寧に読むことを心がけて行います。もともと早口でどもる人も多いかと思いますので、滑舌がよくなっても音読スピードは上げすぎないよう注意してください。滑舌の向上と、話すことにより舌や口周りの筋肉をつけます。

時間は毎日二〇分も行えば十分でしょう。読む本は何でもいいのですが、できれば短い章に区切られた本がいいです。

続いて章が終わるたび、その章の感想やまとめを口に出して言ってください。目の前に聞き役の人がいると想像して、その人に自分の意見を分かりやすく伝えるように意識してください。どうすれば分かりやすく伝えられるかを考えながら話すんです。このときも丁寧にゆっくりと、言葉に抑揚をもって話すように心がけましょう。

毎日繰り返すことで、人に自分の意見を伝えるための基礎となるコミュニケーション能力を身につけられます。

ゆっくりと話すことを心がける

ゆっくりと一語一語話すことを日常で心がけましょう。気がつくと普段のペースに戻ってしまうこともあるでしょうが、そのつどゆっくりと話すように治していってください。

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