カクテルでよく使われるジン! 飲み方様々ジンを知ろう!

四大スピリッツの一角に数えられるジン。

鮮やかな香りと、切れ味鋭い飲み口で世界中で愛されているお酒です。そのままはもちろん、カクテルベースとしても大活躍するなど楽しみ方も様々。
そんなジンの魅力に迫ってみましょう!!

ジンってどんなお酒?

大麦麦芽やトウモロコシなどの穀物を原材料とした蒸留酒です。

ここまでだとウイスキーと同じですが、蒸留後に再びジュニパーベリー等の植物の香りをつけて再蒸留させるのが大きな違いです。この後から付ける香りこそが、ジン独特の豊かで切れ味ある香りを生んでいるわけです。

主流はロンドンドライジン

ジンは元々オランダで盛んに飲まれていました。

その後、ウィリアム三世の時代にイギリスで広まり、イギリス国内でも生産されるようになります。19世紀に入ると、イギリスでは当時発明されたばかりの連続式蒸留器を使い、より度数が高くクリアなアルコールを蒸留されるようになりました。そのアルコールに、ジュニパーベリーなどの香りをつける方式が普及しました。

この製法で生まれるジンは、香りが鮮やかで飲み口もシャープなものとなります。

現在、一般的に出回るジンの多くがこのロンドンドライジンとなっています。

ジンの価値観を変えるオランダジン

現在はロンドンドライジンが主流となっていますが、これ以外にもオランダやドイツのジンが有名です。

なかでもオランダジンは、全ての蒸留を単式蒸留で行なうのが最大の特徴で、原材料の風味が強く残っています。香りはまろやかで、シャープさよりも、丸さやエレガントさを漂わせます。

さらに樽熟成をさせるものもあり、こちらなどは薄い琥珀色で、香りには樽由来のウッディーさも加わります。

そのため、最初にジンと説明を受けずに飲むと、香りのかなり華やかなウイスキーを飲んでいると思ってしまうほど。なかなかお目にかかる機会は少ないかもしれませんが、オランダジンに出会ったら是非一度味わってみてください。

 

ジンの飲み方は?

冷凍庫などでキンキンに冷やして、とろりとなったところをストレートで飲むのが、最もポピュラーな楽しみ方です。

ただ最初にも述べたとおりジンは様々なカクテルにも活用されていますので、カクテルとして楽しむほうが実際には多いでしょう。

バラの香りがするプレミアムジンの「ヘンドリックスジン」というのがあります。こちらは香り付けにキュウリも使っていることから、キュウリのスライスをグラスに入れてロックで提供するなんてお店もあります。

 

代表的なジンの銘柄は?

ジンには無数の種類がありますが、その中でも酒販店はもちろん、BARなどでも殆どの店で標準的に備えているジンがあります。

それがゴードン、ビーフィーター、タンカレー、ボンベイサファイアの4つ。ここからは4つの定番ジンの特徴を説明しましょう。

ゴードン

ジンの王道とも言われる存在。
まるで毛むくじゃらの太い腕をした肉体労働者のような力強さがあります。

戦後の占領軍が、大量に輸入して飲んでいたのがこのゴードンでした。そこからの流れを汲んだ日本のBARでは、マティーニのベースとして使用されるケースが多くなっています。

 

ビーフィーター

非常にバランスの取れた味わい。突出した個性はないですが、その代わりに協調性がありますのでカクテルベースとして万能。

酒販店での販売価格をみると、定番ジンの中ではかなりお手ごろ価格なので、入門編としても最適です。

 

タンカレー

ジン本来の香りが強いのが特徴。ジュニパーベリーの香りを最も感じられるジンです。

プレミアムジンのタンカレーNo.10もあり、こちらはより切れ味の鋭さがあります。

 

ボンベイサファイア

特徴的な水色のボトルが美しく、女性からの支持が高いのが特徴。

ジェニパーベリー以外に9つの植物や香料で香り付けしていることから、エレガントな印象の香りと味わいです。これで作ったジントニックに一匙ブルーキュラソーを垂らすとボトルと同じ色合いになり、女性ウケが高いカクテルの一つとなります。

 

ジンの多くは47度前後のアルコール度数があるのが標準です。
キンキンに冷やして飲むと、飲みやすさからついつい杯を重ねてしまいます。くれぐれも飲みすぎにはご注意ください。

 

代表的ジンベースのカクテル

カクテルの中でも、ジンをベースとしたカクテルは無数にあります。

それはジン自体が持っている特徴的な香りが、他の素材との相性につながっているからです。そんなジンベースのカクテルの代表格についてご紹介します。

ジントニック


ジンをトニックウォーターで割ったシンプルで飲みやすいカクテル。

チェーンの居酒屋でもメニューに載っているほどの定番です。ただシンプルであるがゆえに、店のこだわりが反映されるのも特徴。そのため、初めてのBARで最初に注文するのに最適なカクテルと言われています。

どのメーカーのジンを使うのか。ジンの温度は冷凍か冷蔵か常温か。トニックウォーターはどのメーカーか。ライムは搾って沈めるのか、果汁だけを入れるのか、それとも使わないのか。ビターズは垂らすのか等、こだわりを見るポイントは尽きません。

 

ジンリッキー

ジンにライムを搾り、炭酸水で割ったカクテル。

ライムはグラスの中に沈め、マドラーで適宜潰して好みの味わいにして飲みます。ジントニックと違い、甘さがなくシャープな味わいですので、口の中をさっぱりさせたい時には最適な一杯です。

 

ジンライム

ドライジンのオンザロックに、ライムを搾ったカクテル。

かしこまった場面というよりは、カジュアルな場面で飲むのが相応しいカクテルです。現在ではフレッシュなライムジュースを使うことが多いですが、元々は甘さがつけられた、瓶詰めのライムジュースが使用されていました。

 

ギムレット

ジンにライムを加えシェイクして作る、ジンベースカクテルの代表格の一つ。

材料的には先ほどのジンライムと全く一緒ですが、シェイクという工程をはさむことで、全く別の味わいに仕上がります。

無数にあるカクテルの中でも知名度の高い存在で小説の中にも登場しますし、競走馬の名前にもなるほど。「ギムレットには早すぎる」なんてセリフを聞いたこともある方も多いのではないでしょうか。

飲み口はジンの香りとライムの酸味のバランスが絶妙で、かなりの切れ味鋭いシャープな味わいです。

 

ホワイト・レディ

ジンにホワイトキュラソーとレモンジュースを加えてシェイクして作るカクテル。
その名の通り、見た目は真っ白に仕上がります。

ホワイトキュラソーのオレンジ由来の香りと、ジン、レモンの香りが非常によく合い飲みやすさにもつながっています。

 

ジンフィズ

ジンとレモンジュース、砂糖をシェイクしグラスへと移す。そこに炭酸水を加えたのがジンフィズです。

飲み口は爽やかで軽快で、まるで大人のレモンスカッシュを楽しんでいるかのような味わい。

シンプルさと作る工程から、バーテンダーの技量が分かるカクテルの一つとされています。東京會舘が発祥のミルクを混ぜたバージョンもあり、こちらは會舘フィズの名前で知られています。

 

マティーニ


最後にご紹介するのは、カクテルの王様マティーニです。
ジンとドライベルモットをステアして作るだけのシンプルすぎるカクテル。

グラスに移すと仕上がりは透明で、そこにオリーブが入れられます。マティーニに関しては作り手側はもちろん、飲み手側もこだわりや一家言を持つ人も多く、マティーニだけで分厚い本が出来るほど。そのため映画や小説などにも数多く登場し、著名人とのエピソードにも事欠きません。

標準的なレシピではジンとドライベルモットの比率は3:1ですが、もはやレシピはあって無いようなものです。標準レシピよりもさらにドライを求める傾向は、昔からあり今も変わっていません。

例えばステアのときに使う氷をベルモットで洗いベルモットは捨て、そこにジンを入れ作る。このようなベルモットが殆ど入っていない、リンススタイルのマティーニを好む人も多くなっています。

さらにはジン以外のお酒を使ったり、ステアでなくシェイクで作ったり、飲み方もロックで飲んだり・・・。もはやレシピが全く違うマティーニも数多くあり、一言で説明できるような存在ではありません。

 

ジンをベースとしたカクテルはあまりに数が多く、とても紹介しきれるものではありません。今回とりあげたカクテルは、あくまで氷山の一角で、この他にもまだまだ魅力的なジンベースのカクテルは存在しています。

是非今回のカクテルを足がかりに、様々なカクテルに挑戦してみてはいかがでしょうか?

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