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大磯砂利は『ソイル』が出回るずっと以前からアクアリウムの底床材として使用されていたものです。
底床材だけではなく、時にはろ材としても用いられることもあったそうです。

大磯砂・砂利とは

imasia_13194268_S大磯砂利とは海で取れた砂利のことをいいます。粒のサイズはソイルよりも大きいものから顆粒よりも小さいものまであります。色も黒・灰から白・赤~茶色っぽいものまでさまざまです。

数年かけて水槽で使用された大磯砂利は大磯好きのアクアリストの中では『宝物』などと言われることもあります。

 

大磯砂.砂利のメリット

大磯砂利の最大のメリットは『半永久的に使いまわせること』でしょう。ソイルとは違いそう簡単に欠けたり形がくずれたりすることはありません。大から中粒ほどの大磯砂利の下に底面ろ過を設置すれば、砂利全体が大きな生物ろ過装置の役割を果たします。

これは大磯砂利の隙間に通水性を作ることで、その隙間に定着する有益なバクテリアをより活性化させることができます。新たに設置した水槽に、使用中の大磯砂利を洗わずに一掴みほど入れることで水質の安定が早くなります。大磯砂利は海で採取されたものなので、新たに使用する砂利には細かくも貝殻やサンゴのかけらなどが混入しています。そのことで弱アルカリ性の飼育水に傾いていくので、アルカリ水質を好む熱帯魚や水草には非常に適した環境になります。長期利用した大磯砂利ではサンゴや貝は溶けてしまっているのでそういった効果はありませんが、水質に全く影響を与えないというメリットがあります。また難しいレベルですが添加する肥料を熟知することで自分好みの飼育環境を作ることが可能です。

 

大磯砂・砂利のデメリット

大磯砂利の最大のデメリットは『水草水槽に使うには難しい』ということがあります。

ソイルには水草育成に必要な養分がしっかり含まれていますが砂利には栄養はいっさい含まれていません。ソイルが出回る前は水草育成をするには自分で必要な肥料を選んで添加していました。そのため南米系の美しい水草を育成するのは、かなり上級者向けだったのです。

他には貝殻やサンゴを含んでいるので弱酸性を好む熱帯魚や水草の育成には不向きです。自分で水草に必要な栄養素や微量元素などを熟知して適量を添加できるアクアリストなどなかなかいないでしょう。また、とくに大粒の大磯砂利は隙間にバクテリアも繁殖できますが、糞や食べカスなどもたまりやすくなりますので定期的な底床掃除も必要です。

 

大磯砂・砂利の適した水槽とは

これまでのことを踏まえると、一般的に大磯砂利水槽に適しているのは弱アルカリ性を好む熱帯魚を飼育するしたり、弱アルカリ性でも育成可能な水草の水槽にする時でしょう。

しかし、これは同じ砂利を使っていれば次第に弱酸性には傾かなくなってきます。その際には水質に影響を与えないので、ほとんどすべての熱帯魚の飼育が可能です。

ただ、水草育成には栄養素の面でハードルが高いので、大磯砂利水槽で水草育成というの一般的とは言えません。どちらかというと熱帯魚メインの水槽に向いていると言えます。

また底面ろ過を回したいのであればやはり大磯砂利水槽でしょう。ソイルでは水流で栄養素が多く滲み出てしまいますし、形が崩れると底面濾過器内に残骸がたまってしまいます。

 

まとめ

大磯砂利の魅力が少しでも伝わったでしょうか。

確かに水草水槽には不向きですが、もし大磯砂利で多くの水草育成に成功すれば本当に素晴らしいことです。飼育水に影響を及ぼさなくなった砂利というのは熱帯魚メインの水槽では万能もの。

この天然の生物ろ過器にもなり得る大磯砂利を使って、熱帯魚の飼育を始めてみませんか。

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