料理&食材から考える合うお酒

お酒が持つ特徴のひとつに、料理や食べものと合わせることで、お互いの味や香りの波長が合い、一層の美味しさに昇華するというものがあります。
ワインの世界ではマリアージュと表現されますが、現在では他のお酒にもマリアージュの概念は波及しているようです。
多くの場合「このお酒には、この食べものが合う」という方向性での紹介のされ方で、おつまみを選ぶ際には非常に便利です。
しかし今回は逆方向。この料理や食材にはこのお酒が合うという提案をしてきたいと思います。

1.お酒が料理を美味しくする秘密

それ単体で食べても美味しい料理や食材を、お酒とともに味わうとさらに美味しくなるという経験は、お酒好きならば誰しもが体験したことがあるでしょう。
一つの要素としては、香り同士の効果があります。同系統の香りを持ったもの同士が合わさることでより香りが強調される。反対に食材の持ついやな匂いをお酒が打ち消してくれる。このような効果です。
他の要素は、アルコールによる食欲増進効果。アルコールを飲むと胃酸の分泌が活発になり、食欲が増します。その状態で食事をすれば当然ながら美味しく感じるわけです。実は食前酒もこの効果を期待していて、身体を食事モードに切り替える働きがあるのです。

2.お寿司と合うお酒は?

ここからは個別に、合うお酒を考えていきましょう。まずは日本料理の代表格である寿司です。
まずはワインですが、寿司につき物のワサビとお酢の影響であわせるのが、なかなか難しい存在です。そもそもワインはお酢との相性が悪く、そのためフレンチのサラダにお酢は使われません。
スタンダードなシャンパンあたりならば、よいかもしれませんが、それでも「悪くない」程度の相性です。
ビールや日本酒、さらに最近流行のハイボールあたりは、それほどの抵抗感無く合いますが、問題となるのはお米です。
酒飲みになればなるほど、お米とお酒を合わせるのがそもそも苦手という人が出てきます。
食通として知られた作家の池波正太郎氏は「つまみでネタを切ってもらって酒を飲み、握りが始まったら酒は飲まない」と言っていました。
この指南どおり、握り前のつまみでたっぷりと酒を飲み、握りに入ったらお茶に切り替えるのがスマートかもしません。

3.焼肉に合うお酒は?

続いても、口にする機会の多い料理です。
ワインに関していえば赤ワインならば殆どのものが相性よく楽しめます。なかでも力強いシラーあたりはタレのこってりした焼肉にも負けません。当然オーストラリアのシラーズでもOKです。
ただ、ワインとの合わせはどうしても重くなりがちです。高級焼肉をじっくり食べるならばありですが、野外でのバーベキューだとちょっと雰囲気に合いません。
そうなると、断然ビールやハイボールの出番となります。ちょっと変化球をというならばウオッカのソーダ割りがオススメ。
ソーダで割った後で、レモンやライムを搾りいれれば、実に爽やかな飲み口となります。さらに口の中の脂を洗い流してくれますので、濃厚な脂のお肉もスイスイ食べることが出来ます。

4.デザートにあわせるお酒は?

酒飲みは甘いものは食べないと思われがちですが、実は甘いものとお酒のなかには、絶妙な相性を持つ組み合わせが存在しています。
例えば濃厚なガトーショコラやチョコレートケーキとウイスキーやダークラムを合わせると、一気に高級感を増す味わいとなります。
最近では、コンビニでもかなり濃厚なガトーショコラを売っているところがあります。それとウイスキーやダークラムを合わせると、もう極楽状態です。
また、生クリームをたっぷりと使ったケーキやミルフイユには、甘口のスパークリングワインをあわせてみましょう。シャンパンでもスプマンテでもかまいません。たったこれだけでありふれたケーキが初体験の味わいになります。
ホームパーティーの締めくくりに、素敵なケーキと甘口のスパークリング。こんな用意が出来れば、女子人気GET間違いなしです!

食べる機会の多い料理や食材から、合うお酒を考えてみました。普段の食事はもちろんホームパーティーなどの場面でも活用してみてください!

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