誰かに話したくなるお酒トリビア

BAR

BARでの会話で最も自然なのはお酒の話です。
バーテンダーの豊富な知識をつまみ代わりに飲むお酒の数々は、家飲みでは得がたい充実感があります。
そこで今回は、知っているとBARでの会話の役に立つお酒にまつわるトリビアをご紹介していきましょう!

1.グロッキーはお酒由来の言葉

ヘトヘトヘロヘロになり、足元もおぼつかない状態や物凄く疲れてしまった状態を「グロッキー」と表現するのを耳にしたことは無いでしょうか?
このグロッキー、実はラム酒が由来の言葉なのです。
かつてイギリス海軍では乗組員にラム酒を振舞う風習がありました。1970年に廃止されましたが、何と200年以上も続いた伝統です。
最初にラム酒を振舞ったのは、エドワード・ヴァーノン提督。1740年にコロンビアへの攻撃を行なった彼でしたが、乗組員たちの士気が低下しているのを感じ、ラムを振舞ったのです。
ちなみにラムといってもストレートではなく、ラムと同量の水を加えた水割りが支給されました。
乗組員たちは提督のあだ名が「グロッグ」だったことから、この水割りにもグロッグの呼び名をつけました。
水割りとはいえ支給される量はハンパではなく、現在のダブルの量と同じ60mlが平時には支給されます。
しかしいざ戦いの場となると、士気をあげるため倍の量のラムを使い、一度だけならばお代わりも可能という規則がありました。
つまり最大で120mlのラムを2杯ですから240ml飲む計算となります。この量を揺れる船の上で飲めば、当然酔っ払い足元が覚束なくなる船員も出てきます。
そこで足元がフラフラしている状態をグロッキーと呼ぶようになったわけです。

2.ワンショットの量は国によって違う?

BARでウイスキーを頼むと通常はシングルの量がグラスに注がれます。日本の場合シングルの量は30mlが通常です。もちろんお店によってはサービスの意味もこめてほんの少しプラスして出しているところもあります。
さて30mlがシングルの標準的な量となったのは、アメリカ式のワンショットを採用したからです。アメリカ式というからには、当然他の国方式のワンショットも存在しています。
例えばイギリス。イングランドでは通常45mlがシングルの量となります。しかしウイスキーの本場スコットランドに行くと60mlがシングルの量に変化します。つまりスコットランドの場合、日本のダブルの量がシングルとなるわけです。
さらに凄いのが、ウイスキーの起源とされているアイルランド。ここではなんと75mlがワンショット。つまりボトルの10分の1の量を注いでつれるわけです。
実際のところを言えば、近年は世界的な傾向としてワンショットの量は45mlや30mlになりつつあります。それでもまだ昔ながらのシングル量を守っているところもあるので、本場で飲む際はご注意ください。

3.オン・ザ・ロックの語源は?

グラスに大きな氷を入れて、そこにお酒を直接注ぐ。ウイスキーだけでなく焼酎などでもお馴染みの飲み方で単純に「ロック」という呼び名でも親しまれています。
元々この言葉は、船が座礁したときに使われており、あまりいいイメージのある言葉ではありませんでした。
しかしアメリカではダイヤモンドのことをロックと呼ぶ隠語があり、そのイメージから氷をダイヤに見立てた、オン・ザ・ロックの呼び名が広まったのです。
ちなみに日本にオン・ザ・ロックを持ち込んだのは、プロ野球の名監督だった水原茂氏とされています。水原氏は今では野球の世界で常識となったワンポイントリリーフやブロックサインを持ち込んだ人物。
アメリカでのキャンプの際に、オン・ザ・ロックに出会い、日本のBARで注文したことから、一気に広まったのです。

4.輝けるニート

BARでの注文の光景を見ていると、ごく稀に「ウイスキーをニートで」という人がいます。
ニートというと今ではあまりいいイメージの言葉ではありませんが、この場合のニートは全く意味が違います。
語源はラテン語で「輝く」を意味するニーテレで、それが転じて何も加えないままお酒を飲むことを意味するようになりました。つまり現在一般的に使われているストレートと同じ意味。
この言葉、どちらかと言えばちょっとウイスキー上級者を気取りたがる人が、使う場合が多いようです。

お酒の席で話したくなる、お酒にまつわるトリビアをご紹介しました。
ただ薀蓄をこれ見よがしに語るのは、相手からしてみれば迷惑な行為です。あくまでタイミングを見計らって、話すようにしてください!

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