そもそもBARって何?

BAR

大都会から地方都市、繁華街から住宅地まで。
日本は、いたるところにBARがあるBAR大国です。
今回はBARって、そもそも何なのかという、基礎知識や素朴な疑問にお答えします。

1.BARってなに?

BARとは、カウンター越しに様々なお酒を提供してくれるお店です。
提供されるお酒は、ウイスキーやラム酒、ブランデーなどの洋酒から様々なお酒を混ぜ合わせたカクテルがメインとなっています。
なかには焼酎や日本酒を置いている店もありますが、本式なBARになればなるほど、それらを置くところは少ないでしょう。
BAR文化黎明期の頃には、ボトルキープの習慣もありましたが、現在ではほぼ消滅し、一杯単位での注文がメインです。
ボトルをキープして、氷代などを頼んで楽しむ方式は、BARから分岐して独自に発達したスナックへと受け継がれています。

2.なんでBAR(バー)なの?

BARが誕生したのは、19世紀のアメリカでした。
当時はまだボトリングされたお酒を並べるのではなく、樽に入ったウイスキーを用意し、注文ごとに樽から注ぐ形式でした。
ただ酔っ払った客の中には、店員の目を盗み、勝手に樽からお酒を拝借する輩も出てきてしまいます。
そこで店側が防衛策として、樽の前に木製の横木、つまりバーを設置して、店のスペースと客のスペースを区切ったのです。
これがきっかけで、お酒を飲む場所をBARと呼ぶようになり、世界中にその呼び名が広まったのです。

3.オーセンティックバーってなに?

BARに行こうと思い色々と情報を調べていると出てくる言葉にオーセンティックバーがあります。
これは正装したバーテンダーがいて、大きな酒棚(バックバー)があり、しっかりとした接客でお酒を提供するお店を意味します。
日本語に訳せば「正統なバー」という意味で、本来あるべきBARの姿を、真っ当に受け継いでいる業態といえるでしょう。
多くの人がBARといわれてイメージするのが、このオーセンティックバーといえます。

4.日本のBARと世界のBARは違うの?

日本のBARの歴史は1860年に外国人居留区内にオープンした横浜ホテルからスタートしました。
以来日本のBAR文化は拡大し、今では国際的なカクテルコンペティションでも優勝する優秀なバーテンダーを多数生んでいます。
日本のBARの特徴は、とにかく緻密で正統派でしっかりしているところ。
カクテルなどを作る工程は細かな所作まで実に美しく、指先のケアにまで気を配るほどです。
一方で海外のBARの場合、フレンドリーさの方を優先しているケースが多く見受けられます。
張り詰めた緊張感の中で、シェイカーの音が響き、こちらも姿勢を正してそれをいただく。
そんな一種の儀式めいた神聖な雰囲気はありません。
お酒の量も「本当に大丈夫?」と思うような適当さで投入。ガッシャガッシャとシェイクして「さあどうぞ!」と出してくれる。
ただ当然出来上がったお酒の味は間違いありません。
どちらが正しいというのではなく、長年の歴史の中でお客さんが求めてきた部分の違いと解釈するのが正解です。

5.BARの魅力とは?

BARに行くのに理由はいりません。
美味しいお酒を飲みたくなった。仕事から日常へと気持ちをリセットさせたい。たまたま見かけたから・・・と、どんな理由でもOKです。
有名なお店から、無名なお店まで様々あります。しかし色々なBARを知ると、BARの魅力はバーテンダーだと気づくはずです。
ウイスキーをストレートで飲むならば、原理的に言えば家でも店でも同じ味です。
それでも人はBARに足を運びます。その理由はカウンターの中にいるバーテンダーの存在に他なりません。
「BARは人」そう思う瞬間こそ、初心者から一段ステップアップした瞬間なのです。

BARに関する全般的な基礎知識をご紹介しました。
もちろん、こんな情報を知らなくてもBARに行くことは出来ます。
でも色々と知っていると、より楽しめるのもまた事実。
ぜひ、こんな知識をお供にBARをお楽しみください。

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