知ってると誰かに教えたくなるラガーとエールの違い

ビール

夏といえばビール!
一日中、理不尽な要求を我慢して働き、暑い中帰路につき、やっとたどり着いた一杯のビール。

これを飲み干す瞬間は、まさに夏の醍醐味!
「働いてよかった~」と思える瞬間ですよね。

ただ、最近昔からよく知っているビール以外にも「エール」と書かれたビールが並んでいるのを見ませんか?
このラガーとエールとはどう違うのでしょうか?

我々日本人が、これまで飲んできた圧倒的多数のビールはラガーとよばれるタイプのビールです。

色々な解説でラガーは下面発酵、エールは上面発酵なんていわれていますが、ビールの製法自体をよく知らない素人には何が何だか分かりません。

ただ、覚えておくと便利なのは元々のビールはエールだったということです。
少し乱暴な言い方ですが、材料に酵母を入れて常温で放っておけば出来てしまうというのがエールですここからビールという飲み物の歴史がスタートしました。

一方で、ラガーは温度管理を行ない低温で発酵させる手間がかかります。ただしその手間さえクリアすれば大量生産に向くので、今では世界のビールを席巻する存在となりました。

科学技術の進歩がラガーを広げた

さて、今では世界のビールの中心となっているラガービールですが、当然出始めの頃はすぐに受け入れられたわけではありません。どんな世界でも同じですが、何かと新参者には守旧派からの辛らつな意見がぶつけられるものです。

しかし、19世紀に入りまずは冷蔵技術が発明され広がると、一気にラガービールの生産に火がつきました。

さらに19世紀半ばになると安価なガラス容器が出回るようになり、多くの人が黄金色と白い泡のコントラストを目でも楽しんで飲むようになります。

1873年になるとアンモニア方式の冷凍機が発明されたころから、いつでも冷たいビールを楽しめるようになり、ラガービールは一躍主役の座にを獲得したのです。

エールビールのよさとは?

ここまでの情報ではエールビールは過去の産物のように思われるかもしれませんが、いまだに根強い人気を持っています。

それはエールビールだからこそ持つ香りのよさや、フレーバーの豊かさに魅了される人がいるからです。ラガービールと比較すると苦味も少なく、甘さも感じるものもありますので「ビールは苦いから苦手」という人にもオススメできるタイプです。

さらに、グラスに注いだときの色合いにも注目です。
黄金色ではない深いダークな色合い。この色合いもエールビールのよさの一つです。

ラガーとエールを飲み分けてみよう! みんなで飲むならラガー、静かにゆっくりと飲むならエール

ビールに限らずお酒は嗜好品ですので、好きなものを好きなときに飲むのがベストです。ただ、ラガービールとエールビールをその場の雰囲気に合わせて飲み分けたり出来るようになれば素敵ですよね。

ラガービール

すっきりとしていて、苦味があり、喉ごしで飲むタイプに仕上げられることの多いのがラガーです。しっかりと冷やして食事と一緒に、もしくは汗をかいた後にゴクゴクと飲むのにふさわしいタイプです。

エールビール

一方のエールはキンキンに冷たくないと美味しくないというわけではなく、すこし温く(13度前後に)なっても香りが立ってまた違った表情を見せてくれます。

そういう意味では、喉越しで飲むのではなく、じっくりと時間をかけて楽しむ場面にふさわしいです。時間経過とともに変化を楽しめるビールといえます。

居酒屋でみんなでワイワイするときにはラガー、それが終わってBARで静かに語り合うときにはエール…なんて使い分けをするのも、大人のビール飲みといえるのではないでしょうか?

家で飲むならグラスに注いで飲もう

お店ではなく家でビールを飲む場合、缶からそのまま飲んでいる人は少なくありません。

本来ならばどちらもグラスに注いで飲んだ方が、本来の美味しさを100%引き出すことが出来ます。特にエールビールの場合は、命とも言える香りをより楽しむためにグラスに注いで飲む事をオススメします。

いつも使っているグラスで飲んでもいいですが、ワイングラスで飲むとより香りがわかり、いつもとは違う表情を楽しむことが出来てしまいます。

最近は様々な地方や小さな醸造所のビールが並ぶようになりました。ぜひ色々なビールに挑戦し、お好みの一杯を見つけてください。

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