
季節を感じられるカクテルってどんなのがあるんだろう?

そんな人のために、春夏秋冬におすすめのカクテルを紹介していきますね
四季折々の食材が食卓に登場することで、季節の移り変わりを感じる。なんとも風流なお話です。
カクテルは一年中、どの季節でも基本的には楽しめるものばかりですが、それでも季節ならではの食材を使ったカクテルも存在しています。
そんな四季の移ろいを感じられる、カクテルの世界に迫ってみましょう。
春には桜の香りを
日本の春と言えば、やはり桜が代表的存在です。
この時期になるとBARにも桜のリキュールが登場します。ほんのりと薄いピンク色をしたリキュールで、飲むと確かに桜の風味がします。
桜マティーニ
BARごとに季節を意識し、この桜リキュールを使った季節のカクテルが登場します。
例えばマティーニのドライベルモットをこのリキュールに変えた桜マティーニ。
なお、マティーニの標準的なレシピはドライジンが3に対してドライベルモットが1という割合です。桜マティーニではドライジン3に対して、桜リキュール1の割合で混ぜてみてください。
マティーニに関しての詳細はコチラで解説しています。
ウオッカと桜リキュールの組み合わせもオススメ
桜餅の香りがするズブロッカというウオッカと桜リキュールを混ぜたカクテルもオススメです。
こちらはそのままショートでも、もしくは炭酸水やトニックウォーターで割ったロングカクテルでも楽しめます。
BARに通いなれると、バックバーに桜リキュールが登場するだけで、春の訪れを感じられるようになるから不思議です。
夏にはさっぱりとしたカクテルが人気
身体にまとわりつくような蒸し暑さとなる真夏になると、爽快感あふれるミントが登場します。今の時代ミントは年中出回っていますが、やはり旬は夏。店によってはバーテンダーが自家栽培したフレッシュなミントを用意している場合もあります。
ミントを使ったカクテルといえば、もうすっかりお馴染みのモヒートやミントジュレップでしょう。
どちらも口に含むと、爽快なミントの清涼感で暑さも一瞬で吹っ飛んでしまいます。
夏と言えばトマトだって主役に!
夏野菜の代表格であるトマト。
様々な料理にも使われますが、実はカクテルに使っても美味しく仕上がります。
代表的なのがウオッカをトマトジュースで割った、ブラッディー・メアリー。本来は既製品のトマトジュースを使いますが、フレッシュな完熟トマトを使ったものを作ってみるのもオススメです。
レシピは様々ですが、トマトと他の材料をミキサーにかけ、完成したものをグラスに移すタイプだと、全体がふわふわな泡状に仕上がります。
味もトマトジュースとはまた違い、完熟トマトにかぶりついているかのよう。様々なスパイスやウスターソース、タバスコなどを加えれば、冷製スープかと思うような美味しさとなってくれます。
味覚の宝庫秋ならではのカクテルは?
秋と言えば、一年で最も魅力的な食材が出揃う季節です。食べ物も美味しくなり、夏の暑さからも開放され食欲も復活します。まさに食欲の秋が到来するわけです。
カクテルの世界に目を転じれば、様々なフルーツや栗が多く利用されます。栗だとリキュールにもなっていますので用途は広く、ブランデーと合わせたマロングラッセを思わせるカクテルにも変身します。
フルーツだと、意外なことに柿も活躍してくれますが、やはり代表的なのはザクロでしょう。
秋口から出回りはじめ、年内いっぱいは流通しています。フレッシュザクロを見つけたならば是非試したいのが、ジャックローズ。
通常はグレナデン(ザクロ)シロップを使うカクテルですが、季節になるとフレッシュのザクロを使ったバージョンが楽しめます。
フレッシュザクロを用意しているBARならば、確実にオーダーOKですので、是非見つけたらお試しください。
寒い冬には身体をなかから温めて
寒さが日に日に厳しくなっていく冬。そんな季節に最適なのがやはりホットカクテルです。
ホット・バタード・ラムのような定番メニューは、バターとスパイスの調合に店のこだわりが表れてきます。またミルクを使ったカクテルをアレンジしてホットミルクにするだけでも、立派なホットカクテルに変身。このミルク系のホットカクテルは、本当に癒し効果も抜群で、ナイトキャップとしてもオススメです。
季節を感じられる様々なカクテルをご紹介しました。もちろんここに挙げた以外にも、たくさんのカクテルが存在しています。
またBARごとに、各季節お馴染みのカクテルもあるでしょう。そんなカクテルをメニューに見つけ、時の流れを感じるのも、素敵なBARライフと言えるのではないでしょうか?