いまさら聞けない、カクテルの基礎知識

様々なカクテルを楽しんでいると、普段は耳慣れない様々なワードが登場します。
知らないと恥ずかしいと思い、思わず分かったふりをしている方はいませんか?
今回は、そんなカクテルにまつわる基礎知識を紹介します。

1.ショートとロングってなに?

BARで特にカクテル名を決めずに、飲みたいイメージを伝えて相談する。そんな時に「ショートがいいですか?ロングがいいですか?」と聞かれる事があります。
ショートとは、いわゆる三角形のカクテルグラスに入れられて登場するカクテルのこと。アルコール度数が高くガツンと来ますので、お酒に慣れた人向きのカクテルといえるでしょう。
一方でロングカクテルは、氷の入ったタンブラーグラスなどで提供されるカクテル。炭酸水やトニックウォーター、もしくはジュースなどで割られため、度数も低く飲みやすいのが特徴です。
飲む時間も、ショートカクテルの場合は温度が上がらないうちに短時間で飲むのに向いています。一方のロングカクテルはある程度時間をかけて飲んでも、風味が落ちることはありません。
つまり冒頭の質問は、主にアルコール度数。さらに飲むのにかける時間を聞いているということです。

2.ステアってなに?

カクテル作りの技法にステアというものがあります。これはミキシンググラスに氷を入れて、そこにお酒を加えて静かにバースプーンで混ぜ合わせることを意味します。
比重の変わらない混ざりやすい素材同士を混ぜ合わせるときに使われる技法です。
ステアでつくられる代表的なカクテルはマティーニやマンハッタンなど。偶然にもカクテルの王様と女王と呼ばれる2つのカクテルは、ステアから生まれています。
テクニックのあるバーテンダーは、ステアのときに音を立てないとされています。実際に自宅で真似してみれば分かりますが、ガラス製のミキシンググラスに氷を入れ混ぜれば音は出てしまいます。しかしプロのバーテンダーは、静かに寄り添うようにしてお酒同士を混ぜ合わせ、カクテルを完成させるのです。

3.シェイクとは?

BARと言えば、多くの人がイメージする光景が、銀色のシェイカーをバーテンダーがシャカシャカと振る姿ではないでしょうか?
まさにそれこそがシェイクで、通常では混ざりにくい素材同士を混ぜるために使われます。そのため、クリームや牛乳とお酒といった、アルコール以外のものでも混ざり合います。
またシェイクをすることにより、氷も溶け急激に温度もさがり、お酒の違った一面も引き出してくれます。
シェイクにも技法というか流派のようなものがあります。例えばシェイカーをとにかく激しく振り、温度を下げるハードシェイク。完成したカクテルの表面には細かな氷が浮かんでおり、それもまた美しさを演出します。
一方で、なるべく氷を砕かないように細心の注意を払うタイプもあり、こちらは完成したカクテルの表面に、一片の氷も浮かんでいません。
どちらが正解というわけでなく、バーテンダーの信念や、修行先の系統により分かれるといっていいでしょう。

4.ピールってなに?

BARでハイボールを注文すると「ピールはいかがしますか?」なんて聞かれる事があります。
ピールとは、主にレモンの皮をグラスの近くで搾り、香り付けをする作業です。カクテルの種類によってはレモンではなく、オレンジを使ったりするパターンもあります。
グラスから離れた位置で、皮を搾るだけですが、その所作も一種儀式めいた美しさがあり演出効果も抜群。
しかもレモン果汁は入らないため、お酒自体の味を変えることなく、レモンの爽やかな香りだけを活用することが出来ます。
手ごろな価格のブレンデッドウイスキーをハイボールで楽しむ際には、どうしてもそれ単体だと飽きが来てしまいます。ですので、時折レモンピールをして香りを変えると、リフレッシュした気持ちで楽しめます。

カクテルで使う基礎的な用語を説明しました。
これらの言葉を知っておけば、BARでのとっさの対応にも困ることがありません。
安心して、存分にカクテルを楽しんでください!

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