カクテルの基本、ジントニックを極めよう!

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ジントニックはジンをトニックウォーターで割るだけのシンプルなカクテルです。しかし、そのシンプルさゆえにBARもしくはバーテンダーの様々なこだわりが反映されます。

だからこそ、初めて行った店で、こだわりや信念を見るため一杯目に頼むのに相応しいカクテルともされているのです。今回はそんな単純ながら奥が深い、ジントニックの世界に迫ります。

 

ジンはどの銘柄を使うのか?

gin and tonicジントニックを注文して最初に注目したいのが、どのジンを使うのかです。

多くのBARで標準的に用意しているのはゴードン、ビーフィーター、タンカレー、ボンベイサファイアの4種類。殆どの場合、この4種のなかのどれかを使用するはずです。店によっては「お好みのジンはありますか?」と聞いてくれるかもしれません。そんな時は「いつもお使いので大丈夫ですよ!」と答えれば、店のスタンダードを知れます。

もちろん、この4種類以外にもジンは無数にあり、そんな中からこだわりのジンを使用するお店もあるのが面白いところです。

 

ジンの温度は?

ジンで注目すべきは銘柄だけにとどまりません。ジンの温度も注目すべきポイントです。

「冷凍庫でとろとろになるまで冷やしたジンを使うのか?」「それとも冷蔵したジンを使うのか?」「もしくは常温のジンを使うのか?」それぞれに店のこだわりがあります。

冷凍派は氷が解けにくくいつまでも濃い味を楽しめるとされています。一方で常温派は温度の高さから来るジンの香りと氷が解けることによる飲みやすさを得られます。冷蔵派は両者の中間といったところ。ここまで来ると、完全に個人の好みの世界であって、どれが正統派とか王道とは言い切れません。

 

ライムの使い方は?

ライムに関しては、そもそも使うのか否かという部分から分かれます。

さらにライムを使うにしても、事前に搾っておいたライムジュースを垂らすだけ。カットライムを搾るだけ。搾った後でライムをグラスに落とすなど様々な違いがあります。また加えるライム果汁の量も様々で、店によりライムの清涼感が強いところもあれば、殆ど無いところもあるなど個性が表れます。

 

トニックウォーターは何を使う?

カクテルの名前どおり、ジンだけでなくトニックウォーターにもこだわりが隠れています。

BARで使用される代表的な銘柄はカナダドライ、シュウェップス、ウィルキンソンの3種類です。

中でもシュウェップスは、最近レモントニックの広告攻勢が盛んなため、知名度が急上昇しています。ちなみにシュウェップスはゴードンがジントニックを作る際にしているトニックウォーターでもあります。

そもそもトニックウォーターとは炭酸水に香草や柑橘類のエキスを加えた飲料です。元々イギリス系の植民地で熱病予防の飲料として飲まれていました。そのため本来はマラリアの特効薬であるキニーネの成分も含まれています。しかし日本でキニーネは劇薬に指定されており、使用や添加は許されていません。

ところが近年、様々なハードルを乗り越え遂に本場のキニーネ入りのトニックウォーターが上陸しました。それがフィーバーツリー・プレミアム・トニックウォーターです。

正直言って、キニーネ入りとそうでないものを飲み比べても、劇的な味の差はありません。どちらも美味しいトニックウォーターです。それでもこだわり派の店では、フィーバーツリーを使うところも出てきています。

 

ソーダは使う?

ジントニックの基本的な処方では、割り材として使用するのはトニックウォーターのみです。

しかし最近は甘さを控えめにしたり、より炭酸の爽やかさを前面に出すことを狙い、少量の炭酸水を加えるところが殆どです。

本来、炭酸水を加えたものは「ジンソニック」と呼ばれますが、最近では殆ど呼びわけはされていません。炭酸水を加えるかどうかも、注目すべきポイントといえるでしょう。

 

仕上げの一振りは?

アンゴスチュラ・ビターズ

ここまでくれば、ジントニック完成と思えるかもしれませんが、最後にも注目すべきポイントがあります。

それは、手のひらサイズの小さなボトルを振り掛けるか否か。

このボトルの中にはアンゴスチュラ・ビターズという、苦味の強いお酒が入っています。これを振り掛けると、苦味により全体の味が引き締まるとされ、オールドスタイルのジントニックではよく見かけるレシピでした。

 

ジントニックを注文してから、バーテンダーが作っていく流れと共に、ジントニックの注目ポイントを挙げてみました。こんな点に注目して、色々な店でジントニックを飲み比べると、新たな発見があるはずです。

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