飲めば健康?薬草酒の世界!

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薬草酒と呼ばれるものがあります。これは度数の高いスピリッツに、様々な薬草(ハーブ)を漬け込み、その成分を抽出したお酒です。
独特の味わいがあり人気で、BARのバックバーの一角を占める存在ともなっています。
今回は、そんな薬草酒の魅力に迫ります。

お酒は薬だった?

「酒は百薬の長」ということわざがありますが、確かにかつて人類にとってお酒が薬として用いられてきた時期があります。

中世ヨーロッパでは、病人を看病する修道院で、患者の痛みを和らげるためにお酒に数々の薬草を漬け込み飲ませていました。

さらにこの時代の王侯貴族たちも、毒殺の危険に常にさらされていたため、薬草を漬け込んだお酒や酒造りの技師を帯同させていたのです。

そんな時代から人々に飲まれてきた薬草酒は、現代では薬効というよりは味を楽しむ存在として、人々から愛される存在となっています。

薬草酒の飲み方は?

薬草酒はリキュール類の扱いとなりますが、意外とアルコール度数が高いのが特徴。ウイスキーなどと同じ40度や、シャルトリューズ・ヴェールのようにそれを上回る度数のものもあります。

飲み方はストレートやロック、さらにソーダ割りなどが一般的。苦味を和らげるためトニックウォーターで飲むのも美味しいです。

色々な飲み方があり、どれを選ぶかは自由ですが、ソーダ割りが最も飲みやすく美味しさを感じられるのでは無いでしょうか。

さて、薬草酒の基礎を学んだところで、ここから先は具体的なお酒を紹介していきましょう。

イエーガーマイスター

ドイツ生まれの薬草酒。全部で56種類ものハーブ類を使用しているとされますが、その詳しい製法は明かされていません。

アルコール度数は35度あり、色はどす黒い赤。ただ味わいはほんのりとした甘さがあるので、かなり飲みやすい部類の薬草酒といえます。

カクテルにも使用されますが、ボトルごと冷やしてショットグラスで飲む方法も、最近では人気となっています。

アメール・ピコン

こちらはフランス生まれの薬草酒です。アメールとは「苦い」を意味する言葉ですが、味わいは単なる苦さだけでなく、甘さもありこちらも飲みやすい部類に入ります。

アルジェリアに派遣されたフランス陸軍のピコンさんが、現地の薬草に興味を持ち、帰国後に薬草酒を作ったのが始まりでした。

フランスでは高い人気を誇る薬草酒の一つで、飲み方も多彩。ピコン1にビール7の割合で割ったピコンビールも定番の一つです。

ウンダーベルグ

BARの一角で、紙に包まれた小瓶を見かけたことは無いでしょうか?実はそれ、ウンダーベルグという薬草酒なのです。

ドイツ生まれで、内容量は20mlとかなり少なく、ボトル自体も手のひらサイズどころか指サイズです。

メーカー推奨の飲み方は、キャップを開けてそのまま飲み干すというもの。まさに栄養ドリンク的な感じですが、アルコール度数は44度とかなり強め。

小さなグラスに氷を入れたロックスタイルや、少量のソーダを加える飲み方が最初はオススメです。

一説には、これを締めに飲むと二日酔いをしないといわれますが、あくまで噂程度と思っておきましょう。

オリジナルグッズにも力を入れていて、ボトルを何本も入れられるガンベルトなどを、BARで見かけることも少なくありません。

フェルネット・ブランカ

薬草酒の激戦区イタリア生まれ。「世界で一番苦い酒」と言われるほど、とにかく苦すぎるのが特徴。

他の薬草酒は、それでも飲みやすさを追求し、ほんのりとした甘さを残しているものが殆どです。

しかしフェルネット・ブランカに、そんな配慮は一切ありません。薬草を煮詰めた汁をそのまま飲まされたような、渋さと苦さが広がります。飲んでいるとまるで罰ゲームを受けているかのような心境になれます。

しかし面白いもので、そんなクセのあるものほど、忘れられなくなるのです。飲み方はまずは何かで割るのが入りやすいでしょう。

「フェルネット・ブランカのソーダ割りは、人生の厳しさを実感できる味」と表現した人がいます。自分自身に喝を入れたいときに、試してみてはいかがでしょうか?

 

まだまだたくさんの薬草酒が世界中に存在しています。
個性的な味のものが多いですが、そんなお酒ほどハマると抜け出せないもの。是非勇気を出して試してみてください!

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