多彩な楽しみ方が出来るラム酒を知ろう!

南国の陽気なお酒。海賊の酒。海の男の酒。こんなイメージが付きまとうのがラム酒です。
ラム酒はそのまま楽しむのは勿論、カクテルのベースやお菓子作りと幅広い分野で大活躍しています。
今回はそんなラム酒の魅力に迫ってみましょう。

ラム酒ってどんなお酒?

ラム酒はカリブ海の島々や周辺諸国で作られている、サトウキビを原材料とした蒸留酒です。
より正確には、砂糖を製造する際に出る副産物のモラセス(廃糖蜜)を使うものと、サトウキビの絞り汁をそのまま使用すものに分かれます。
とにかく、この地域の様々な国で作られているため、一口に「ラム」と言っても全く違う味の仕上がりになっています。

ラム酒は何色?

皆さんはラム酒というと何色をイメージするでしょうか?
濃い目の琥珀色を想像する方も多いかも知れませんが、それはダークラムと呼ばれているものになります。
この他に、黄金色のゴールドラム。無色透明なホワイトラムがあり、一口にラム酒と言っても三色あるわけです。
色の違いは、何となく熟成年数の差に思えるかもしれません。
しかしホワイトラムは一旦樽熟成させ、琥珀色に変化したところで、わざわざ濾過をへて、無色にしたものが殆どです。
普通ならば熟成で生まれる琥珀色は大きな魅力のはず。
しかしカクテルに使われることの多いラムの場合、使い勝手を考え、あえて無色に戻しているのです。

Rum・Rhum・Ronどれがラム?

ラム酒のボトルを眺めると、タイトルにある3種類のうちどれかが書かれているはずです。
同じラムなのになぜ綴りが違うかと言えば、製造国の旧宗主国がどこだったのかによる表記の違いです。
それぞれ英語・フランス語・スペイン語表記となっています。
面白いことに、旧宗主国がどこだったかでフレーバーも変わってきます。英語圏はスコッチのような重めの味わい。フランス語圏はブランデーのような華やかな味わい。スペイン語圏はこってりした甘みのあるセクシーな味わいと表現できるでしょう。
慣れてくれば飲む前から、そのラムがどの表記かで、ある程度の味の傾向が判断できてしまいます。

飲み方は?

ラム酒は40度以上のかなり強いお酒です。
他のスピリッツ同様に、ストレートやロックで楽しむのが一般的。
特徴的なのは、こってりとした甘さと芳香のあるラムは、ロックの方がより魅力を引き出してくれるという点。
有名ラムメーカーも一部の超一級品を除いては、オンザロックで飲むのを推奨しているほどです。
この他にも、ボディーのしっかりしたラムは、ソーダ割にしても美味しくいただけます。
さらにトニックウォーターやジンジャーエールで割っても、とても美味しく飲めるなど、楽しみ方の自由度はかなり高くなっています。

あの作品にも登場したラム

ウイスキーやブランデーと比べると、同じようなポジションのラムの知名度は幾分低いかもしれません。
しかし、有名なアニメやコミックにも実はラムが登場しています。
ゴルゴ13の「死の収穫」というエピソードではボリビアを訪れたゴルゴが、地元の酒場でラム・アンド・ソーダを注文するシーンが登場しています。
ただこのソーダ割りは、背後から新聞を覗き込んだ男の顔にかけられ、飲むシーンは登場していません。
続いては「機動戦士ガンダム」の名シーンから。
ギレン・ザビ演説を聞きながら、とある酒場グラスを傾けるシャアが「坊やだからさ」と呟くシーン。
ガンダムファンでなくても知っているであろう、この有名な場面でシャアが飲んでいたのも、実はラム酒なのです。
コミック版では「LA MAUNY(ラ・マニー)」という銘柄までしっかりと読み取ることが出来ます。
このラ・マニーは、実在するマルティニーク島産のラム。
現在でも入手可能で、ごく普通に流通していますので、シャアの気分でグラスを傾けることが出来てしまうわけです。

一口にラムといっても、全てを統括するような厳しい規定がないのが現状です。しかしそれゆえ、実に多彩な味わいのものが登場し楽しませてくれます。
ラムの産地は中米やカリブ海諸国。ラムを飲むことで、普段は全く接点のなかった国に思いを馳せるなんてのも、素敵な楽しみ方ではないでしょうか。

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