透明な色に潜む魅力ウオッカ

透明で、全くといっていいほどクセのないお酒ウオッカ。
日本では名前は知っていても、意識してウオッカを飲む機会は少ないかもしれません。
しかしカクテルのベースにも頻繁に使われ、知らないだけで多くの方が口にしている存在です。
今回はそんな知られざるウオッカの世界に迫ってみましょう。

1.ウオッカの基礎知識

ウオッカは大麦や小麦、ジャガイモなどの穀物を原材料とした蒸留酒です。
蒸留後に白樺の炭を使い濾過を行なうことで、徹底してクセや雑味を取り除きます。
そのため色は透明で、特徴的な味も香りも殆どなく、まるで消毒用アルコールのようなエチルアルコールの香りが残るだけです。
なんとも味気ない話ですが、このクリアさこそがウオッカの魅力となっています。
またフレーバーをつけたウオッカも数多く存在し、例えばズブロッカというウオッカは、まるで桜餅のような香りが漂います。
また最近では、フランス産ブドウを原材料としたプレミアムウオッカ「CIROC(シロック)」なども登場しています。

2.意外と飲んでいるウオッカ

ウオッカを自分で購入したり、BARなどのお店で注文して楽しんだという記憶のある方は、少数派でしょう。
世の中には様々なお酒があります。ウオッカという名前は知っていても、わざわざ選んで飲むケースは限られてしまいます。
しかしコンビニやスーパーなどでも手に入る、気軽に安く酔いたいときには最適な缶チューハイを見てください。
原材料のところには、ウオッカと書かれているはずです。
現在殆どの缶チューハイは、ウオッカに様々なフレーバーを加えて商品化されています。知らないだけで、日本中で多くの人が飲んでいるお酒。それがウオッカなのです。

3.ウオッカが40度がベスト?

現在市販されているウオッカは、その多くが40度となっています。
これはウオッカの大量消費国ロシアでも同じです。
歴史を振り返れば蒸留酒の世界において連続式蒸留機の発明は、大きなターニングポイントとなります。
クセのない高い度数のアルコールを効率的に、しかも大量に作れるのが連続式蒸留機の特徴。
連続式蒸留機の登場後、寒さ対策のためと称して、ロシアでは次々と度数の高いウオッカが登場しました。
しかし元素の周期律表を作ったドミトリ・メンデレーエフが「化学的に見てウオッカは度数40%が理想的」としたことで、40度に落ち着いたのです。
最もこの話は裏づけとなる証拠も資料もなく、かなり眉唾ないわば伝説のようなお話。しかしウオッカのお供に頻繁に登場するエピソードです。

4.ウオッカの飲み方は?

本場ロシアでは、ウオッカはそのままコップに入れてグビグビと飲まれます。
ただ日本の場合は、ストレートで飲む場合は冷凍庫で冷やしたものを、小さなグラスに入れて飲むケースが多いです。
この他に、ソーダで割ったりトニックウォーターで割ったりという飲み方も一般的。元々がクセのない味わいですので、何かと合わせても全く邪魔をすることがありません。

5.キャビアとの相性は抜群

世界三大珍味の一つキャビア。合わせるお酒は、最上級のシャンパンなどが代表格です。
しかし、世界中の食通達や著名なワイン評論家も「キャビアに最もよく合うのは冷やしたウオッカだ」との評価をしています。
かつてロシアの宮殿では、山盛りになったキャビアをスプーンでたっぷりとすくい、ウオッカと共に楽しんでいたといいます。
もちろん現代で、そんなに大量のキャビアをウオッカと楽しもうと思ったら、金額がとんでもないことになります。
それでも、もし最上級のキャビアをたっぷり堪能できる機会に恵まれたら、是非ウオッカとの相性を確かめてください。
ちなみに銘柄はストリチナヤが、最高の相性だと言われています。

ウオッカはロシアなど寒さの厳しい地域では、身体を温める必需品として愛飲されています。
クセのない無味無臭な飲み口ですが、そんな中にも飲み比べると確かに個性が存在しています。
飲み方も様々に楽しめますので、是非一度ウオッカを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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