ワイルドに決めるならこれ?バーボンの魅力

バーボン

バーボンのイメージには、無骨で無口な男がカウンターで煽るお酒、といったワイルドさが付きまといます。

アメリカで誕生したバーボンは、スコッチとは違う地平線を目指した、ウイスキーの両巨頭の一つです。そんなバーボンの歴史や味わいの魅力に迫ってみましょう。

 

1.バーボンとはどんなお酒?

バーボンは主にアメリカのケンタッキー州で作られている、トウモロコシなどの穀物を原材料としたウイスキーのことです。法律により使用可能な原材料や、蒸留時とボトリング時のアルコール度数など細かな規定があり、これをクリアしないと名乗れません。

熟成に使用する樽も新樽を使うことと規定されており、さらにその樽はしっかりと内部を焦がす工程を経なくてはなりません。

この影響で樽由来のウッディーな香りや、バニラフレーバーが豊かなのも特徴となっています。

 

2.バーボンの飲み方は?

飲み方はスコッチなどと同じく、ストレート・ロック・ソーダ割りなど、一般的なウイスキーと変わりなく楽しめます。

シングルモルトの場合「ロックだと繊細な香りが閉じる」と敬遠する人も少なくありません。しかしパワフルなバーボンはロックでも負けず、それどころか新しい魅力を見せてくれます。

ソーダ割り(ハイボール)も、炭酸の効果で穀物由来の甘い香りが強調さることから、人気の飲み方です。ただバーボンの故郷アメリカの自由なお国柄を反映してか、ご当地ではかなり自由な飲み方で楽しまれています。

カクテルの材料としてはもちろん、コーラなど様々な炭酸飲料で割って飲むのもよく目にします。ストレートで注文してチェイサーにコーラを頼むなんて人もいるくらいです。
自分が最も美味しいと思う飲み方をするのが、バーボンの魅力を最も引き出すと思った方が良いかもしれません。

ストレート
ウイスキーを飲もうと思い、お店で注文。 すると「飲み方はいかがしますか?」と聞かれ、どんな飲み方があるのかも分からずアタフタしてしまう。なんてのは、ウイスキー初心者あるあるの

 

3.ジャックダニエルはバーボンではない?

あまりお酒に詳しくない方でも、ジャックダニエルの名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。多くのロックアーティストが愛飲したことから、一時期は洋楽ファンやロックファンの憧れとなっていたウイスキーです。

ジャックダニエルの蒸留所があるのは、バーボンの本場ケンタッキー州のお隣のテネシー州。製造工程は途中まで同じですが、最後に厚さ3メートルに敷き詰めたサトウカエデの炭で濾過する工程があります。

この工程があるため、ジャックダニエルをはじめテネシー州で作られるウイスキーは自らを「テネシーウイスキー」と名乗っています。

 

4.バーボンの代表的銘柄

バーボンにも当然ながら蒸留所ごとに個性があり、飲む人の好みによっても、どの銘柄を推奨するかはまちまちです。ここでは、お店でも入手しやすい代表的な銘柄を挙げてみたいと思います。

・ワイルドターキー
バーボンを代表する銘柄。
法律で定める蒸留時の上限アルコール度数よりも低いアルコール度数で蒸留していますが、これはなるべく加水量を少なく出荷するためです。
バーボンとはどんなウイスキーかを知るにはうってつけの一本です。

・I.W.ハーパー
飲みやすさを追求したバーボン。通常のバーボンよりトウモロコシの使用比率が高いため、まろやかで甘みあるテイストが特徴。過去に博覧会で5つのメダルを獲得したことから、現在もラベルにはメダルが描かれています。

・ジムビーム
世界120カ国以上で飲まれ、シェアはおよそ41%という人気を誇るバーボンの代表的銘柄。
銘柄を保有していたビーム社を日本のサントリーが買収したため、日本でもここ数年急速に売り場で見かけるようになりました。

・フォアローゼス
異なるフレーバーの10種類もの原酒をつくり、それらを混ぜ合わせ完成するバーボン。
名前の由来は、創業者が一目惚れした女性にプロポーズした際の、素敵なエピソードに由来しています。

・ブラントン
キャップが騎手と競走馬というユニークなボトルのため、見た目からも覚えやすいバーボン。味わいはパワフルで重厚なのが特徴です。
一つの樽のものだけをボトリングするシングルバレルのため、樽ごとの違いも楽しむことも出来ます。

 

最近は世界的シングルモルトブームの影に隠れがちなバーボンですが、飲んでみると実に魅力的で奥深さがあることが分かります。
スコッチばかりもいいですが、時にはまったく別の世界観をもったバーボンの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?

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