自宅で作るハイボール! 個性の強いウイスキーのほうが楽しめる

ウイスキー

2008年頃から始まったハイボールブームは、それまで低迷していた日本のウイスキー市場を活性化させ、ウイスキー業界に新たな活気をよみがえらせました。

今回はそんなハイボールを極めるべく、ハイボールの魅力や歴史、ハイボールに合うウイスキーなどを紹介します。

ウイスキーは低糖質 体重が気になる人でも気軽に飲める

お酒には大きく分けて醸造酒と蒸留酒の2種類があります。

醸造酒というのはビールやワインのように原材料を発酵させ、それを飲むお酒のこと。
蒸留酒は、醸造酒にプラスして蒸留という工程を加えたものです。

蒸留はアルコール(エタノール)の沸点がおよそ78.4度であるのを利用して、より純粋なアルコールをとりだす方法です。香り成分なども凝縮されアルコール度数もより高くなります。

ちなみに最近、糖質カットダイエットが流行していますが、蒸留酒には糖質が含まれていません。

アルコール度数が高いためカロリーだけを見ると決して低くないですが、アルコール由来のカロリーは完全に排出される特性を持っていますので、太る原因にはなりません。

もちろん、お酒と一緒に色々なものを食べてしまえば、太るのは当然ですが。

ハイボールは食中酒として最適! どんな料理でも楽しめる

ハイボールとはウイスキーをソーダ(炭酸水)で割った飲み物です。
ただ、何らかのお酒をソーダで割ることをハイボールと表現する場合も多く、チューハイは「焼酎ハイボール」の略称です。

ウイスキーは元々アルコール度数が高いため、食事などとは合わせにくい傾向があり、どちらかといえば食後にじっくり飲むというのが主流でした。

しかし、ハイボールにすることで食中酒として一気に浮上。
ウイスキーの消費拡大につながりました。事実ハイボールは和洋中様々な料理に合うので、シーンを問わず楽しめるお酒といえるでしょう。

どうしてハイボールと呼ぶようになったのか

ですが、そもそもなぜソーダ割にハイボールという名前がついたのでしょうか?

由来については諸説あります。
もっとも有名な説としては、スコットランドのゴルフ場のクラブハウスでウイスキーソーダを飲んでいた人がいました。その人の頭上を誰かが打ったボールが通過し、その驚きからハイボールと名付けられた説が一般的です。

ちなみに、この由来には後日談があります。
この由来を知っているイギリス人バーテンダーがアメリカのお店で勤務したさいのことです。ハイボールという名前でウイスキーソーダをお客さんに勧めたそうです。

その際にアメリカ人がより理解しやすいよう、由来を当時アメリカで使われていた列車にスピードアップを指示するたの気球になぞらえて説明したそうです。そのため、アメリカでは気球説が広まっています。

ハイボールの作り方~ウイスキーを冷凍して炭酸を注ぐのもあり

ハイボールは実にシンプルに作れてしまいます。
グラスに氷を入れてウイスキーを注ぎ、ウイスキーと1:3くらいの割合でソーダを注ぐだけです。

ポイントとしてはウイスキーを注いだら、氷とともに軽くかき混ぜウイスキーを冷やすこと、ソーダを注ぐ際には氷にぶつかり炭酸が飛ばないよう注意して注ぐことなどが挙げられます。

氷を入れると時間とともに溶けてしまい薄まるのが嫌ならば、冷えたソーダを注ぐだけでもOKです。

またウイスキーはアルコール度数が高く凍らないので、冷凍庫に入れてトロトロな状態にして、そこにソーダを注ぐ氷無しバージョンもBARなどではお馴染みです。

ハイボールに合うウイスキーは? 個性が強いウイスキーのほうが香りを楽しめる

ソーダで割る効果で、ハイボールにするとウイスキーの香りが一層感じやすくなります。

そのためバランスの取れた優等生タイプのウイスキーよりも、少し個性の強いウイスキーの方がハイボールには合うとされています。

たとえば、
ブレンデッドウイスキーはハイボールにすると、グレーンウイスキー由来の穀物の風味が爽快なテイストになります。

また同様の理由からバーボンもハイボールにすることで、トウモロコシなどの穀物由来の甘さが心地よくなり、ハイボールとの相性は抜群です。

シングルモルトも香りを引き立たせる効果という点でハイボールでも楽しめますが、なかでもアイラ系のピート香の強いもの、例えばラフロイグやアードベッグ、ボウモア等をハイボールにすると、より一層香りが立ち上がり暑い日の一杯目には最適です。

日本のウイスキーも何かで割ることを想定して味が構築されることが多いですので、ハイボールにして美味しく飲めてしまいます。

高級ウイスキーとハイボール

一部のマニアのなかには、何でもかんでもハイボールで飲むことに眉をひそめる人も存在します。

懐を気にせずに手が届く範囲のウイスキーならば、ハイボールで楽しむのに何ら躊躇をする必要はありませんし、ウイスキー側もハイボールにすることで十分個性を発揮してくれるでしょう。

ただ熟成年数が例えば30年以上のものや、古い時代に瓶詰めしてそのまま残っているオールドボトルの場合、味と香りがガラス細工のように繊細な構成をしています。そのためハイボールにするとバランスが崩れてしまうことが多いのも事実です。

この様なタイプのウイスキーを飲むときには、ストレートやトゥワイスアップ等の飲み方を選んだ方が無難ですし、ウイスキーが歩んできた時を正面から受け止めることが出来ます。


ウイスキーブームの火付け役となったハイボールは、アルコール度数も下がり飲みやすくなることから、ウイスキー入門編としては最適な飲み方です。

また暑いシーズンになればハイボールは一杯目のお酒としても最適です。
是非ハイボールを飲んで、ウイスキーの世界を広げていってください。

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