スコッチウイスキー~スペイサイドのおすすめ銘柄

ウイスキー

世界のウイスキーの中心地スコットランド。
その中でも、スペイサイドという地域は世界中で高評価を受けている様々な蒸留所が密集する黄金地帯となっています。

今回は、そんなスペイサイドの特徴や歴史、さらにはスペイサイドを代表する銘柄やエピソードを紹介したいと思います。

スペイサイドってどこ?

スコットランドの中でも北部に位置するハイランド地方。
そこにはスペイ川が流れているのですが、その川沿いに蒸留所が密集していることからスペイサイドの名がつけられました。

スコットランド全体で蒸留所の数がおよそ100あるとされています。そのうちスペイサイドには約半数の蒸留所があることからも、スペイサイドがスコッチの中心地ということが分かります。

何故スペイサイドに蒸留所が集まるのか?

ウイスキーはかつて密造酒だった歴史があります。
そのため当時は役人の目から逃れるため、人里離れた場所に蒸留所が造られました。

山があり渓谷もあるスペイサイドは、人目を忍ぶには最適の場でしたし、ウイスキーづくりには欠かせない水も、豊かな水量を誇るスペイ川からふんだんに供給されます。

ちなみにスペイ川を流れる水は、降った雨がピートの土壌を通るため色がついており、川自体がウイスキーのような琥珀色をしています。

スペイサイドモルトの特徴は?

ウイスキーづくりに適した環境で、多くの蒸留所が集まっているスペイサイド。
ここで生み出されるウイスキーは、世界的に高い評価を受けているものが無数にあります。

周辺の土地にはヘザーと呼ばれるツツジ科の低木が群生していることから、仕込み水にもヘザーの香りがついているとされます。そのためこのような植物由来の豊かで華やかな香りをもったウイスキーを数多く生産しています。

ライトテイストなものから、ボディーのしっかりしたものまで、色々なウイスキーがあります。ビートを強くしたクセが強い個性的なものよりは、バランスのよさに重きを置いたものの方が多い印象です。

スペイサイドの代表銘柄

無数にあるスペイサイドのスコッチの中から、代表銘柄をあげるのは至難の業です。

それでもいくつか紹介すると、まずは世界中で高評価を受け「シングルモルトのロールスロイス」とまで絶賛されるザ・マッカラン。

密造酒時代が終わり、政府が蒸留所を公認するとなったときに、第一号の認定を受けたザ・グレンリベットがあります。

ちなみに第一号の認定を受けたグレンリベットは、当時周囲の蒸留所から「裏切り者」のレッテルを貼られ、蒸留所関係者が命を狙われるなんて過去も経験しています。

また「シングル・モルト・ウイスキー」という、今ではお馴染みとなった単語を歴史上初めて使い売り出した、三角ボトルが特徴的なグレンフィディック

公式に初めて輸出されたグレングラントなど、ウイスキー界全体を牽引するパイオニア的銘柄も集まっているのです。

歴史的人物とかかわりのある銘柄も

数々の銘酒を生み出す地域なので、歴史的人物とのエピソードにも事欠きません。

例えばグレンファークラスというウイスキーは、鉄の女といわれたサッチャー元イギリス首相が愛飲していたお酒です。しかもグレンファークラスの中でも「105」というアルコール度数が60度もある強い銘柄を寝酒として飲んでいたそうです。

また、2014年に放送された朝の連続テレビ小説「マッサン」のモデルとなった竹鶴政孝が修行しウイスキーづくりを学んだ蒸留所の一つ、ロングモーン蒸留所もスペイサイドに存在しています。

ちなみに、ロングモーン蒸留所のポットスチル(単式蒸留器)はストレート型で以前は全てが直火焚きでした。その影響からか竹鶴が最初に造った余市蒸留所のポットスチルもストレート型の石炭直火蒸留となっています。


スコッチで欠かすことの出来ない中心地スペイサイドについてまとめました。
ここでは紹介しきれない様々な蒸留所があり優れたウイスキーを送り出しています。スペイサイドの歴史に思いをはせながらスペイサイドモルトを楽しんでみてください。

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