まだまだあるスコットランドの個性あふれるウイスキー

ウイスキー

絶対的ウイスキーの最高峰スコットランド。
なかでもスペイサイドやアイラは聖地とされていますが、それ以外にも魅力的で個性的なスコッチを生み出す場所は存在しています。
今回はそんなスコットランドの様々な産地のウイスキーを紹介していきます。

1.島々の個性があふれるアイランズ


地図でスコットランド周辺を見てみると分かりますが、海岸線を挟んで大小さまざまな島々が点在しているのが分かります。
そんな島にある蒸留所でつくられているウイスキーを総称してアイランズと呼んでいます。
島により個性が全く違うため「アイランズとはこういうテイスト」と包括的にまとめるのは困難なほど、多種多様なウイスキーを生み出しています。

2.アイランズの代表的銘柄は?


多種多様なアイランズモルトのなかから、代表的銘柄を挙げてみましょう。
まずはハイランドパーク。こちらはメインランド島にある蒸留所で、19世紀後半に欧州の各国国王クラスが集まった船上パーティーで振舞われ「最高のモルトウイスキー」と賞賛されたとの逸話が残るウイスキーです。
続いてはスキャパ。こちらもメインランド島にある蒸留所ですが同じ島にあるハイランドパークとは全く個性が異なり、潮風の風味やハチミツのような甘さがあります。ピートは使用していないのですが、仕込み水自体にピートの成分が含まれているため、かすかにピート香が漂うのも特徴。
3つ目はタリスカー。こちらは岩山が点在するスカイ島で作られるウイスキーで、島の環境を表してかスモーキーさと海風を感じる力強く荒々しいテイスト。ちなみに「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」を書いた作家スティーブンソンが愛飲したことでも知られています。

3.実力派が集うハイランド


およそ30の蒸留所があるハイランド地方。さらに東西南北に細分化されそれぞれが特色を持ったウイスキーを生産しています。
ハイランドモルトのなかで、おそらく最も有名なのはグレンモーレンジィです。スコットランドで最も背の高いポットスチルで蒸留され、仕込み水はスコットランドでも珍しく硬水が使用されています。また熟成の最終段階の樽にこだわるウッドフィニッシュにも積極的で、様々なパターンの商品を展開しています。
クライヌリッシュは「スコッチの全ての要素を含んでいる」と賞賛されるほど、あらゆる面でバランスの取れたウイスキー。ラベルにはワイルドキャットと呼ばれるネコが描かれており、愛猫家からも人気となっています。
エドラダワーはスコットランド最小の蒸留所。創業当時から変わったのは電気が通った事というほどの伝統製法を今に伝えており「バターのよう」と称されるクリーミーなウイスキーを製造しています。

4.栄枯盛衰キャンベルタウン


キャンベルタウンは、スコットランドの西方にあるキンタイア半島にある都市です。
かつては狭い市内に30を超える蒸留所があり、地理的条件から「ウイスキーの首都」とまで呼ばれるほどに輸出業が栄え栄華を極めました。
しかし禁酒法時代のアメリカに粗悪なウイスキーを輸出したことから評判は最底辺に落ち多くの蒸留所が閉鎖。
現在は品質第一を守り抜いたスプリングバンク蒸留所などを残すのみとなっています。
ちなみに朝ドラ「マッサン」のモデルとなった竹鶴政孝は、かつてキャンベルタウンのヘーゼルバーン蒸留所でウイスキーづくりを学んでおり、現在も蒸留所は操業しています。

5.繊細な味わいのローランド


スコットランドで最も南部に位置するローランドは、その位置関係から伝統的に大都市の消費者に向けた飲みやすいウイスキーをつくり続けてきました。
そのため、忘れられなくなるような強烈な個性はありませんが、安心して飲める穏やかさが特徴となっています。
スコットランドの首都エディンバラにある唯一の蒸留所グレンキンチーはスモーキーさがありつつも非常にライトでドライなモルトを生み出しています。
またオーヘントッシャンは3回の蒸留を行なうため、非常に軽やかでライトなクセのないウイスキーを送り出し人気となっています。

スコットランドの様々な生産地についてまとめてみました。
どの地域にも言えることですが、スコットランドのウイスキー、つまりスコッチは個性があふれていて、蒸留所の主張を感じられるお酒になっています。
ぜひ色々な地域のスコッチを味わって、スコッチの世界を楽しんでください。

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