ウイスキーの素朴な疑問

ウイスキー

ウイスキーに興味を持ったばかりの方も、少しウイスキーに慣れてきたという方でも同じように抱えている疑問はあるはずです。
今回はそんなウイスキーにまつわる素朴な疑問を解決していきます。

ウイスキーの賞味期限や保存方法って?

ウイスキーを購入して、あれこれラベルを見てみてもどこにも賞味期限が書いていません。

実はウイスキーには賞味期限はなく、かなりの長期間味わいを保つことが出来ます。
とはいえ、やはり最適な保存方法はあり、直射日光は避け温度変化のあまりないところにボトルを立てて保存するのが最適です。

一度開封してしまったものは、キャップをテープ等で密閉しない場合、通常半年以内には飲みきったほうが良いでしょう。

ラベルの12年とか18年はどういう意味?

ウイスキーには10年や12年などの数字が書かれていることがあります。これが熟成年数ということは分かると思いますが、何を基準としての12年なのかを疑問に思う方も多いでしょう。

例えば12年ならば「このボトルに使われている原酒は、最低でも12年以上のもの」という意味になります。

仮にブレンデッドの場合は、モルト原酒はもちろん、グレーンウイスキーもその年数以上の熟成を経たものを使用する必要があります。

12年物を6年おいたら18年になるの?

手元にある12年物のボトルを開封せずに6年間待ったとしても、それは18年物とはなりません。

ウイスキーはワインとは異なり瓶内熟成はしないのです。

ただ古い時代にボトリングされたウイスキーは「オールドボトル」と呼ばれ、オークションなどで高値で取引されることも珍しくありません。

年代が古いほど美味しいの?

30年や40年といった熟成年数のウイスキーは、とてつもない高値です。
これくらいの熟成年数を経たウイスキーはアルコールの角が完全にとれて、信じられない丸さとなっています。

ただ蒸留所ではブレンダーが樽ごとに定期的にチェックし、それぞれの樽のベストな状態を見極めています。

10年ものに使われるのは、10年がピークのもの。12年物はその時がピークのものと、ウイスキーの実力が100%発揮できる状態で商品化されます。何を美味しいとするかは人それぞれですが、どんな熟成年数でも、その時々のベストの味わいが詰まっていると考えた方が正確です。

ボトラーズってなに?

お店でウイスキーを探すと、よく知っている銘柄なのに見慣れないラベルのボトルがあるのに気づいたことはないでしょうか?

実はスコットランドでは、昔から業者が蒸留所から樽ごと購入し、熟成は業者が各自で好き好きに行なう商習慣がありました。

熟成されたウイスキーは業者がボトリングして、自らの名前とラベルで発売します。これがボトラーズと呼ばれるウイスキーなのです。オフィシャルとは違う熟成年数や熟成環境ですので、同じ蒸留所生まれなのに、環境によりどれほど味が異なるのかを知ることが出来ます。

原酒不足ってなに?

最近ウイスキーの情報を収集していると「原酒不足」という言葉をよく耳にします。
日本だけに注目してみても、ニッカが原酒不足から余市などのシングルモルトの発売を休止するというニュースもありました。

ここ最近日本を始め、世界的にウイスキー人気が高まっています。しかしウイスキーは蒸留してすぐに市場に出回るわけではありません。

スコッチならば最低でも3年の熟成を経なくてはならず、実際にはさらに10年以上の熟成を経て、市場に出回るわけです。

日本で考えるならば、今10年12年として発売されているウイスキーは、ワインブーム真っ只中、ウイスキー需要が低迷していた時代のものです。ハイボールブーム到来で、増産してもそれが出回るにはまだまだ時間を要します。

メーカー側も年数表示のないノンビンテージ商品を出すなどして原酒不足をカバーしてきましたが、それも限界を迎えています。

飲み手としては残念ですが、10年20年先のことを考え、ウイスキーを飲み続けることで、将来のウイスキーを支援する必要があるのです。


ウイスキーに関する疑問は、まだまだ無数に存在することでしょう。
そんな中から、代表的な疑問に答えてみました。
ここでも解決しなかった疑問は、BARに脚を運びバーテンダーさんに質問すると、素晴らしいウイスキーの友となることでしょう。

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