白ワインの代表シャルドネを学ぶ

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白ワインの品種の中で、最も有名で世界中で栽培されている品種がシャルドネです。
ワイン売り場で見かけたり、もしくはレストランのワインリストでも、おそらく最も多く見かけるのがシャルドネでしょう。
そこで今回は、白ワインの代表格シャルドネの魅力に迫ります。

 

平均点が高く変幻自在なのが魅力

シャルドネというブドウの味や香りの特徴は?と聞かれて、即座に答えられる人はおそらくいないでしょう。なぜならば、産地によりあまりに性格が異なってくるからです。そのため、一度シャルドネを飲んで美味しいと思ったからといって、次に別のシャルドネを飲むと、全く別物に思えることもあります。

それゆえ、桁を間違えているのではないかと思うような高級ワインにも使われれば、ワンコイン以下の手軽なワインにも変身します。

ただ手ごろすぎる価格のものであっても、大ハズレということはありません。どんなつくり方をしても、一定ライン以上の味と香りになる。そんな平均点の高さが、包括的にみたシャルドネの特徴です。

 

シャルドネに重要なのは?

環境により大きく味を変えるシャルドネ。味の構成に最も大きく影響するのは気温です。

冷涼な気候の場合酸味が強く、青リンゴのような鋭い引き締まった感覚の香りとなります。一方で温暖な気候になればなるほど、フルーティーさが増しパイナップルやマンゴーのような甘いふくよかな香りを感じさせてくれます。つまりシャルドネからつくられたワインを飲む際に、香りをかいだだけで、そのワインがどんな気候条件でつくられたかを判断できるとのです。

産地別により詳しく見て行くと、冷涼なシャブリはレモンや火打石のような鋭い香りになります。一方で温暖なカリフォルニアでは、パパイヤのようなトロピカルフルーツの香りに。

土壌も痩せた土地ではミネラル感あふれる鋭さがありますが、肥沃な土地では豊かで肉付きのよい味わいとなるのです。

 

樽が与える影響も大

シャルドネ自体が、自身の個性を前面に押し出してくるタイプでないことは、これまでの説明で把握できたかと思います、そんな存在だからこそ、熟成に使われる樽の影響も大きく受けることとなります。

シャルドネはかつては古樽もしくは大樽での熟成がメインでした。しかし1960年代にはいると、樽を一切使わずにステンレスタンクのみを使用し、クリアなワインをつくる醸造家も誕生します。

さらに通常は発酵を終えたワインを樽に移し熟成させますが、熟成自体を樽の中で行なうバトナージュという技法もあります。このバトナージュを行なうと、ワイン自体にふくよかさが生まれ、香りもトロピカルフルーツを思わせる、むせ返るような芳香となります。

 

料理とはあわせやすいワイン

シャルドネは様々な価格帯のワインで使用されるブドウ品種です。毎日の家飲みにも最適なデイリーワインでも、多く見かける品種となっています。

1000円以下のシャルドネの場合、産地はニューワールドのものが殆ど。そのため多くが鋭さや切れ味という引き締まった味わいではありません。たっぷりの日を浴びて温暖な気候で育ったことを思わせる、よりフルーティーな味わいになります。

このような味わいのワインは、日常生活で楽しむ料理とは絶妙の相性を見せてくれます。揚げ物や焼き魚、焼鳥はもちろん。グラタンやシチューといった寒い冬にピッタリな料理とも相性抜群です。

反対にこれらの料理に、あまりに高級すぎるシャルドネを合わせると、主張が強すぎて料理との相性を壊してしまいます。ブルゴーニュの第一級の畑から作られた高級白ワインを楽しむならば、相手をする料理もやはりそれなりの格のものを用意しなくては、マリアージュを楽しめません。

 

ワインの世界にはテロワールという言葉があります。分かりやすくいえば、環境や土地柄が反映された味わいのことですが、それを理解するのにシャルドネは最適な存在です。
色々な産地のシャルドネを試し、気候がワインに与える影響を体感してみてはいかがでしょうか?

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