貧困と暴力が蔓延るブラジルの無法地帯・ファベーラ

ファベーラの環境とは?

美しいビーチが広がるリオデジャネイロのリゾート地から、然程離れていない所にファベーラは存在しています。山肌に簡素な住宅がビッシリと敷き詰められており、ファベーラ内の衛生状態は劣悪の一言です。

道端にはビニール袋や空き缶、酒瓶などのゴミが散乱しており、ファベーラ内を流れる生活排水用の溝からは常に悪臭が漂っています。自動車などは走れないような狭い通路が多く、バラック小屋がひしめき合っています。

このように乱雑に見えるスラムの中ですが、内部は細かな区域に分かれており、外部からの客が楽しめるカフェや食堂がある区画もあれば、様々なギャングや麻薬ディーラーの縄張りがハッキリと決まっています。

居住者ならば当然理解していますが、外部の人間が少し間違えて小さな通りを入ってしまえば、どんな事態に遭遇するか分からない恐怖があります。

ファベーラはブラジル国内でありながら、政府の管理が及んでいない地域。ですから、各ギャングやマフィア、麻薬ディーラーなどの犯罪組織がスラムを仕切っているのです。

夜になれば、明かりの灯る家もありますが、ファベーラに電気は通っていませんので、使用されている電気は基本的に盗電によるモノ。政府の管理が及んでいなければ、治安の維持やインフラ整備もできないのです。

殺人や強盗、麻薬売買など犯罪の温床となっているファベーラには、何度もブラジル政府が壊滅作戦を行っています。特に、2016年に開催されるリオデジャネイロオリンピックを控え、治安の改善は大きな問題となっていますです。

しかし、そこは刑務所内でさえ犯罪グループが好き放題しているブラジル。2009年には、警察のヘリコプターを麻薬ギャングが打ち落とすなど、抗争は激しくなっています。ただ、ファベーラ内や犯罪組織だけが問題なのではなく、ブラジルの行政・警察側にも大きな問題は存在します。

微罪で市民を取り締まり、賄賂を要求する警官の姿はリオデジャネイロの日常。警察が市民を撃ち殺す事案も頻発しています。観光で行かれる際は、ギャングによる強盗用にも警察に渡す賄賂用にも、小額のお金等を用意しておくのが賢明かも知れません。

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