宇宙が終わる瞬間!押し潰されるのと、何にもなくなるの、どっちがいい?

imasia_5718377_S

「宇宙」と一言に言っても、宇宙には「大宇宙」と呼ばれる宇宙と、「小宇宙」と呼ばれる我々の天の川銀河のような無数の銀河系のことを言うことをご存知でしょうか?

大宇宙の観測可能な範囲内だけでも、数千億個以上の銀河が存在しています。大宇宙とはいったいどのくらいの大きさなのでしょうか?

これには諸説ありますが、現在の宇宙の起源をさしている現象「ビッグ・バン」からすべてが始まったと言われています。大宇宙の中に存在する小宇宙と、小宇宙の中に存在する恒星。恒星の周りを回っている惑星。惑星の周りを回っている衛星。宇宙とはなんと壮大で未知なるものであふれているのでしょう。

 それでは小宇宙はいつも同じ場所にあるのでしょうか? 

また、私たちの目に見える星々は、全て天の川銀河系のものなのでしょうか?

 

すべての始まり「ビッグ・バン」

imasia_3399631_S

ビッグ・バンを説明するのは大変難しいことです。

何千億個もの銀河やそれを作っている材料全てが凝縮された一点。それがビッグ・バンを経て、一瞬のうちに宇宙へと変ぼうを遂げました。その一点を作ったものは、天文学者という理論に優れた人々であっても「神のみぞ知る」というほどの未知なるものです。

「宇宙の最初の一秒間は宇宙の歴史上最も重要な時間」と言われています。

なぜなら、その一秒の間に空間・時間・エネルギー・物質が一瞬のうちに生まれて動き出したからです。ビッグ・バンを経て、陽子と中性子が原子核を作り始め、38万年後に原子が誕生しました。数億年後に原子が集まって星が生まれ、90億年後に太陽や地球が誕生しました。
このことから「すべての運命は、宇宙の最初の一秒で決まっていた」と言われています。

 膨張する大宇宙

imasia_11711717_S
「宇宙には果てはあるか?」「宇宙は永遠か?」多くの天文学者が悩んできた命題でした。

その二つを解決したのは、1929年、エドウィン・ハッブルです。「天体は我々から遠ざかる速さと、その距離が正比例する」ということを発見しました。 この法則により、宇宙が膨張しているという事実がわかりました。これがハッブルの法則です。
膨張するということはすなわち一番初めは小さな点だったということから「ビッグ・バン」の理論が出てきました。

それではどこまで宇宙は膨張するのでしょうか?

 

宇宙の未来

ビッグ・バンで誕生し、今も膨張している大宇宙の未来はどうなっていくのでしょうか?

二つの場合が考えられます。

一つは宇宙の膨張は無限に続いていく、という説。もう一つは宇宙の膨張は止まり収縮し始める、という説です。

balloons宇宙が膨張しているということは、二つの地点の距離が離れていっているということです。風船を想像してみてください。膨らませていない状態の風船に縦に隣り合わせで二つの点を書きます。それを膨らませると、すぐ隣にあったはずの二つの点は風船が膨張する速度に合わせてどんどんと遠ざかっていきます。これと同じ現象が宇宙で起きています。

しかし、宇宙の中にある物質の間には重力、すなわち万有引力によって引きつけあう力が働いています。膨張は常に重力によってブレーキがかけられています。現在は膨張していくエネルギーのほうが重力に打ち勝っているので、宇宙は膨張を続けています。

もし宇宙の中に膨張を引き留める物質の量が多ければ、いずれは膨張が止まり宇宙は収縮を始めます。これを「閉じた宇宙」と言います。収縮を始める理由は、宇宙の体積が有限のままだからです。風船の中の空気が有限であるように収縮する力が強くなれば風船はしぼんでいきます。逆に物質の量が少なければ、宇宙は永遠に膨張を続けます。これを「開いた宇宙」と言います。

もし宇宙が閉じているとしたら、将来は膨張が止まりその後は収縮していき、最後には一点に集まって消えます。これをビック・バンとは逆にビッグ・クランチ(大収縮)と呼びます。

宇宙の中の物質の量が少なく、宇宙が開いているとすると永遠に宇宙は膨張し続け、私達の周りの銀河は膨張によって宇宙の水平線に沈んでいき私達から見えなくなります。星々も年を取って死に絶え、薄いガスとブラックホールだけが残されます。さらに長い時間が経つとブラックホールも無くなり、とてもさみしい宇宙空間だけが残ります。

宇宙が開いているか閉じているかはまだはっきりとしていませんが、「開いている」という考え方が現在は有力です。では、開いているその先は何があるのでしょうか?

こればかりは誰にも分っていません。

 

小宇宙

imasia_5718377_S大宇宙は膨張し続けています。その中に多くの天の川銀河のような形をした、小宇宙が何千億個も存在しています。小宇宙の成り立ちは、いくつかの小さな銀河が合体しながら出来たと考えられています。

遠くの小宇宙はハッブルの法則に基づくと天の川銀河から、スピードを上げて遠ざかっていることになります。遠くにあればあるほど速い速度で遠ざかっているのです。

16万光年先にある大マゼラン星雲は、実視等級が0等星ですので肉眼で見ることができます。230万光年先にある天の川銀河によく似たアンドロメダ大星雲(M31)も実視4.3等級あるので、暗いところでなら見えます。これらの小宇宙は数百億から一兆個もの恒星の大集団です。これだけの恒星を有した小宇宙が大宇宙には何千億個も存在しています。そしてお互いがどんどんと遠ざかっていっています。

 

肉眼で見える恒星

高感度の望遠鏡を使えば、大マゼラン星雲の恒星が9~10等星で輝いていますので観測可能です。

ですが、残念ながら肉眼で見える恒星の99.9%は、我々の太陽系がある天の川銀河にある恒星です。我々素人に見える恒星は、太陽系のごく近所にある恒星だと言えます。

それでも光が何百年、何千年も走り続けて到達している光です。宇宙は私たちの尺度では計れないほど広大です。大宇宙に至っては、想像もできない大きさと計り知れない高速で膨張し続けています。

 

まとめ

大宇宙は膨張し続けています。そして、どこまで膨張し続けるのかわからないほど巨大なものです。

小宇宙も遠くは130億光年先のものまで観測できるようになりました。ですが我々が肉眼や望遠鏡で星を眺めた時、そこに広がる星々は天の川銀河のものです。望遠鏡でぼんやりと見えるアンドロメダ大星雲にしても230万光年と、大宇宙の規模から考えるとご近所。高感度の望遠鏡(ガンマ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線、マイクロ波、電波)などで観測されている大宇宙は、私達の想像を超える遠い宇宙を見つめているのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ピックアップ

  1. imasia_7294860_S

    2015-7-31

    プレアデス星団を双眼鏡で見よう

  2. imasia_3122404_S

    2015-7-29

    ただ食材を焼くだけじゃない!簡単激ウマバーベキュー料理をご紹介。

  3. 部屋を綺麗に掃除!

    2015-4-30

    一人暮らし男性の散らかった部屋を掃除する3点のコツ

  4. 串 バーベキュー

    2015-5-20

    バーベキューの串焼きのコツ

ページ上部へ戻る